奈良の素材の旨みを
最大限に活かす。 
 日本料理職人 河村 正英
 

ご挨拶

Greeting

旬の素材そのものの味をあまり手を加えずに引き出しています。そのため良質な食材選びに注力しています。
 日本料理は基本が大切です。あたりまえの事をあたりまえに丁寧に仕上げ、地元の方々にはもちろんのこと奈良を訪れたお客様に、厳選した地場の食材を使った美味しいお料理をお召し上がりいただけるように精進しています。
 料理はもちろん、お客様に食事にいらしてくださった貴重なお時間を、楽しい時間であったと感じていただけるように、心地よく美しいサービスと雰囲気づくりをスタッフ一同心がけています。

天平倶楽部 総料理長
河村 正英

こだわりの素材を
 美しい逸品にご提供

経歴

Profile

 

大分県津久見市で、和菓子屋の長男として生まれる。料理人としてのキッカケは、皮の厚みが均一になるようにまんじゅうを包む父の手さばきが最初の憧れに料理に対する興味を抱くようになる。
 
 高校を卒業後、大阪市の料亭に弟子入り。「追い回し」から始まり修行を積む日々を過ごす。
それぞれ役割を持つ競争心むき出しなスタッフの中、「不器用なら努力するしかない。人にないことをするしかない」と早朝から魚屋に赴いて魚をさばくなど、日々の積み重ねを通じて更に料理に魅力される。
 
5年余り勤めた後、大阪府の割烹や三重県のホテルで日本料理を担当。
現在は奈良に所在する天平倶楽部の料理人としてメニューを考案する総料理長を任される。地産地消を大切にし、柿や大和野菜、葛など多くの県産食材を使う料理は河村がお薦めする自慢の逸品。河村はメニュー開発のヒントに自ら食材の生産地に赴くことも多い。
 
また、奈良調理短期大学校の講師や奈良県日本調理技能士会の副会長も務める中、講習会を通じて後進育成に励んでいる。
河村は単に料理人向けだけでなく、地元紙を通じながら地元食材の良さと農業や飲食業の活性に繋がるよう、一般向けにレシピの公開を行っている。
 
他にできないことに挑戦することにより、アイデアや技術向上に繋がることをモットーに最近では大和茶を粉状に豆腐に混ぜた「大和茶豆腐」やうどんに葛を混ぜた「葛うどん」など、他にないメニューを探し続ける日々を過ごしている。

 受賞歴

「他にない五感で楽しめる料理を作りたい」をポリシーに、県産食材を使った新たな料理を探求し続ける中、国からの表彰を授与。
直近では、もの作りの各分野で卓越した技能を持つ人「現代の名工」においても日本料理人として受賞する。
 

平成23年

奈良県知事賞「卓越技能章(奈良の名工)」認定

平成23年

「Jr.ベジタブル&フルーツマイスター」認定

平成24年

全日本技能士連合会「全技連マイスター(日本料理)」認定

平成25年

全国技能グランプリ 日本料理部門 銀メダル受賞

令和3年

「現代の名工」に日本料理人として受賞

河村の逸品料理

special menu

吸い物

鱧の三味葛打ち、束ね南京、蓴菜、木の芽
 
【こだわり】
初夏のお吸い物です。鱧の骨切りを薄く均一に切る技術と葛粉に抹茶、朱は海老粉を混ぜ色粉は使わずに天然色にこだわった、一品です。

酢の物

蟹の長芋絹田巻き、オレンジ酢
 
【こだわり】
奉書巻きの長芋は薄く桂剥きにして、若布を下に巻きその上に長芋を巻きました。長芋の桂剥きが難しいです。

酢の物

平目紅白市松磯辺巻き、黄身酢
 
【こだわり】
平目の紅白市松磯辺巻きは平目の昆布〆を薄くへいで、それぞれに均一に巻いて磯辺巻きにしています。
紅芯大根を桂剥きにして器にしました。

お造り

丸大根籠盛り、鮪、サーモン、鯛
 
【こだわり】
丸大根の剥き物がポイントです。

煮物

菊花垂れ蕪、菊菜霞煮
 
【こだわり】
菊花垂れ蕪は煮物にしても陰影がはっきり出るように、剥いています。蕪は炊くと、すごく柔らかくなるので、この点が難しいです。

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お問い合わせ

contact

日本料理  天平倶楽部

TEL: 0742-27-7272 / FAX: 0742-27-7255
営業時間 
ランチ 11:30 ~ 14:30(土・日・祝 ~ 15:00)
ディナー18:00 ~ 21:30
 

営業時間は変動しますので事前にお問い合わせください。

 

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